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▲イ・ウォンラク、随筆家・慶州チョンハ療養病院院長

年齢が60才以上になる今まで生きて来て、日本帝国主義時代の惨状を感じずに一日も過ごした
ことがない。日本がしきりに私たちを刺激するからだ。今、この時代を生きる我が国の人々はみな
同じ心情だろう。日本と繊細で寛容な隣人として人情を感じる場面を見たことが一度もない。国家
的に被害にあった私たちの心が狭いからだろうか?違う。私たちは何の考えもない。

それでは日本の人々の親切ながらもその裏面に隠れている傲慢または狡猾のためだろうか?一
度も美しい交流に関する話を聞いたことがない。数年前に日本で電車から人を救けて死んでいっ
た韓国の青年の話を聞いただけだ。

約15年前に私が所属したクラブと姉妹関係にある日本のクラブ会員が大邱(テグ)を訪問した。日
本語が分かる私が案内し大邱市の歴史を紹介するためトンサン病院内の布教博物館を訪問した。
私たちの歴史には当然日本が登場する。隣国だから日本と関係ない歴史は不可能だ。また、日
本なら当然、私たち民族を侵犯する歴史につながる。博物館に展示された写真でも日本人が私た
ちを困らせる写真が何枚かあった。彼らはキリスト教信者だったためか、何も言わずに全部を詳し
く見た。

倭政時代の一番大きな被害者は慰安婦(comfort girls)ハルモニらだ。日本政府は慰安婦を否認し
ているが米軍東南アジア翻訳尋問所(1945.4.28)のプルンダ中佐はミャンマーで逮捕された日本軍
を尋問し文書番号OS confidential C.I.D.XL8505報告書を作成した。そこでは慰安婦当事者の意
思に反した強制性の問題があるとあった。彼らは引きずられて行って青春を踏みにじられ、夫にだ
け捧げる純情と未来の希望は集団性暴行にあってちぎれちぎれに裂けた。そのように加害者の
日本軍の子供らである今の日本の政治家らは不当な性関係を合理化または全くなかったと全世
界に向かって喚いている。

さらにおもしろいのは日本の女性たちだ。人間は口でご飯を食べたり話をしたりする。しかし、日本
の女性はご飯を食べるだけで慰安婦問題については一言も無い。背を向けてしまうようだ。慰安
婦問題について静かに沈黙するのは夫たちの話に従順なためだろうか?我が国には論介(ノン
ゲ)という祖国愛にあふれた義妓がいた。彼女は倭国将軍と踊って抱いて川の水に飛び込んで共
に自決した。それでは彼女は殺人をしたのか?それとも祖国のため自分の情熱を傾けたのか?

柳寛順(ユ・グァンスン)姉は反日運動をして監獄に閉じ込められ殉教した。姉は勉強すべきであ
て、なぜ無駄に外に出て反日運動をしたのか?違う。彼女たちの心には民族精神が生きており、
それで永遠に私たち民族の姉になった。慰安婦ハルモニ問題について熱心に声をあげない日本
女性たちの貞操観は正常だろうか?性的集団的悪行を黙認するのも内助か?自国の数多くの男
性が外国の多くの女性を集団性暴行をしたのを日本女性なら、一言'申し訳ない'と言うべきではな
いのか?日本の女性団体はこの問題を最後まで無視するのか、それとも謝罪するのか、態度を
私たちは見守っている。

お隣りに判断力が不足した者が生きていたら非常に気になって不安だろう。隣国と互いに助けな
がら良い暮らしをしていく国家はどれほど幸せだろうか!日本は今、文明・文化が少し先んじたと
いうが、私たちより早く外国の文物を受け入れたからだ。私たちはまもなく追いつくだろう。その為
に今、私たちは勉強も仕事も熱心にやっている。

ソース:慶北毎日(韓国語) 慰安婦問題、日本女性団体はなぜ静かだろうか?
http://www.kbmaeil.com/news/articleView.html?idxno=315382


歴史認識を問い直す 靖国、慰安婦、領土問題 (角川oneテーマ21)
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