【珍島(韓国南西部)時事】

 韓国南西部の珍島沖で起きた客船「セウォル号」沈没事故は26日、発生から10日を過ぎた。
船内の進入しやすい場所の捜索はほぼ終わり、収容される遺体の数も急減。潮流が速くなる
時期に入ったこともあり、捜索活動は行き詰まりつつある。
 これまでに111の船室のうち3分の1の三十数カ所の捜索が終わった。死者は187人で、
依然115人が行方不明。
 残された船室の多くは進入が難しい場所にあるといい、救助チームの関係者は26日、
障害物にふさがれ扉を開けられず、入れない部屋もあると明らかにした。こうした部屋の捜索は、
船体を引き揚げないと困難という。
 しかし、沈没直後の捜索活動が進まなかったことに不信感を強めた一部の家族は、船内の
捜索を終えるまでは、引き揚げを認めない考え。救助チーム関係者は「引き揚げが決まるまで
捜索を続ける」と語るが、展望は開けない。 

Yahoo!ニュース 時事通信 4月26日(土)18時41分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140426-00000107-jij-kr


週刊ニューズウィーク日本版 2014年 4/29・5/6合併号 [雑誌]
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